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ソレンセン トア氏

しまねスタイリスト vol.10
  ソレンセン トア 氏(株式会社ネットワーク応用通信研究所)

個の力だけに頼らない、トータルで魅力あるIT環境づくり 自分(デンマーク人)ならではの発想で貢献していきたい

島根県にこられたきっかけは?

留学生として来日していた時、雲南市(旧加茂町)がおこなっていた、海外留学生を招くイベントに参加したのが初めての島根でした。そのときにボランティアスタッフだった妻と出会い、デンマークと行き来するうちに、この土地を気に入って結婚後もずっと島根で暮らしていくことを決意しました。島根での本格的な生活は、結婚した昨年11月からです。最初は就職先の限られてくる地方ということから、IT企業で働くことは無理だろうと諦めかけていましたが、知人からの情報でこの会社を知り、働くことが出来たのは本当に幸運でした。

島根での生活はいかがでしょうか?

まだ暮らし始めたばかりなので、はっきりとしたことは言えませんが、今のところは何の問題もなく、想像以上に快適です。以前から、長く生活する環境は自然が豊かでなければ、という考えを持っているので、山も海も近い松江は、私にとってはまさに理想の環境です。それと、美味しいものが豊富にあるのもいいですね。食生活が不規則になる大学生活長かったので、よけいにそれを感じます(笑)

トア氏

島根県で仕事をする上で良かった点は?

今の会社と出会えたことですね。外国人として「日本の企業」と聞くと、大規模であること、堅苦しいこと、そして、みんなが同じ道を歩み、その道から外れた人に価値を見出さない…というイメージがありました(苦笑)でも、この会社には、私のような外国人が重要視する“柔軟さ”があるんです。もちろん、その柔軟さのなかには、私を(外国人だからと)特別扱いしないということも含まれます。おかげで大きなストレスもなく、働くことができています。

島根県(日本)で仕事をする上で苦労する点は?

仕事上で苦労した経験は今のところありません(笑)ただ、ビザ等、働くまでの環境を整えるのは苦労しました。結婚をする以前に就職環境の事前調査をしましたが、ほとんどの企業が「すでにビザを取得している」外国人の応募者を求めていました。これは企業にとってもビザの手続きの負担が大きいためだと思います。私の場合は、結婚をしたことで苦労は少なかったとは思いますが、日本人と結婚していない外国人が日本で働きたいと思っても、手続き等の面で相当な苦労を強いられると思います。

今の島根県に望むことはありますか?

広い意味での島根ITブランドをアピールして欲しいですね。今はRubyとまつもとさん(まつもとゆきひろ氏)という個々に頼っている印象を受けます。それも大きな力であることは間違いないですが、優れた開発者を育てるためには、それと同時に、働きやすく暮らしやすい環境の整備が必要だと思います。例えば、デスクワーク中心の開発者は不健康になりがちなので、スポーツジムなどの整備も良いでしょう。優秀な人材を病気等で早期リタイアさせないためにも、健康管理は必要です。「島根にはRubyもあるけど、働く環境、暮らす土地としても最高だ」と思ってもらえるような島根ITブランドを推進して欲しいです。

今後のビジョンをお聞かせください。(今後の目標など)

将来的には海外への橋渡し的な役割を担っていきたいと思っています。会社にとっても、私が役に立てる部分はそれ!という自負はあります。ですから技術的な面よりも、設計やプランニング等、コミュニケーション面をもっと強化していきたい。そして、価値ある日本的な考えも見習っていきたいですね。

(取材場所:株式会社ネットワーク応用通信研究所)

Tor Sorensen (ソレンセン トア)氏 プロフィール

株式会社ネットワーク応用通信研究所 
システム開発第1グループ 研究員
〒690-0826
島根県松江市学園南2丁目12番5号 HOYOパークサイドビル・2F
TEL:0852-28-9280(代)

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