
島根県での生活はいかがですか?
私は松江が地元ですから、やりやすい面はあるんですが、「物」に関してはやはり不便を感じますね。ただ、不便を感じるとしたらそれくらいで、それ以外で言うと、やっぱり地元はいいですね(笑)
大学進学以来、ずっと関西や中部で暮らしていたので、生まれ育った島根の気候風土を忘れがちだったんですが、こうやって戻ってみると、改めて季節感を体で感じられるなあ!と。人として生きている実感が湧いてくるんですよ。通勤途中の風景、例えば、稲穂や柿だったり、こちらが求めていなくても目に飛び込んでくる。それが日々のリラックスに繋がっているんです。

首都圏ではなく島根県で仕事をする上でのメリットは?
これも自分の地元という面が作用しているのかも知れませんが、人と人の繋がりを強く感じます。島根でのプロジェクトが始まったばかりなので、まだその辺がうまく活かせているとは思っていませんが、やはり「人」という要素は大きな強みだと思います。私のように人に魅力を感じ、その力を信じている人間にとっては、島根という環境がプラスになる面が大きいと思います。
島根県で仕事をする上で必要なものは?
やはり仕事量が少ないですね。おかげで関西や中部と同じ感覚では通用しない事が多い。例えば、選択肢が少ない。何かうまく行かなくなったとき、下請けなりパートナーなりの違う選択肢を探して、それを新しい切り口に活路を見出す…というやり方が通じない。
それと、島根は物価も安いというイメージがあったので、人件費等で期待していた面もあったんですが、島根の相場で安定しているので、逆に高く感じるんです。例えば、都会だと安価で済ませられる、誰にでもできる仕事がこちらでは高いんです。ただ、そういう現状を変えようという意欲的な方々も多く、何かに特化した企業が増え始めています。今後はそういう企業なり人なりとうまく連携していければと考えています。
今の島根県に望むことはありますか?
ソフトビジネスパーク含め、よくしていただいているという印象が強いんですが、もう少し交通の便が良くなると助かるなあと(苦笑)日帰り出張も出来ないという現状があります。データは一瞬でやり取り出来るようになったとはいえ、やはり人の顔を見て仕事しないと立ち行かない面もまだまだ多いんです。
具体的な要望では、出雲空港とセントレアを繋いでもらえると、本当に嬉しいんですが…。

今後のビジョンをお聞かせください。(今後の目標など)
現在、島根の持っている技術を我が社を介して中部への新しいルートを開拓していきたい。ITを含めたいろいろな交流に発展させ、広い意味でも中部と島根の窓口になっていければ。また、いずれは仲介コンサルだけでなく研究開発にも広げていきたいと考えています。
これから島根県に立地を検討されている企業の方へメッセージをお願いします。
働く人間(社員)が生活しやすく、創造力のポテンシャルもアップする環境だと思います。ただし、自動車は必須です(笑)そういう意味でも現地採用が良いと思います。辞令が出たからと、本社のある都市圏から島根を意識せずにやって来ると、どうしてもネガティブな思考になります。
仕事的なことで言えば、島根独自の地域性を知り、価値を見出していくことがいちばん重要じゃないでしょうか。
(取材場所:テクノアークしまね)
合同会社 島根OSS研究所
中京連携マネージャー
〒690-0816
島根県松江市北陵町1番地 テクノアークしまね3F
TEL:0852-21-0919