しまスタブログ

体感ツアー「だんだん」編

2009年10月29日
こんにちは。
リレーブログの締切は気になっていたが、近頃とみに出不精の"otakky"になっている。
この地では、朝夕に宍道湖(しんじこ)の湖畔を走る片道10分のバイク通勤自体が、
のどかなシジミ漁の情景や息を呑む荘厳な夕焼けを目にしてプチ観光気分だ。
まして出張が多い身の上。休日くらい家でトドとなってもやむを得まい。
ブログ作成のモチベーションを見い出せない中、
嫁が「仲秋の嫁ヶ島」(10月10日~12日)のチラシを探してきた。
嫁ヶ島は宍道湖南岸から200mの沖合に浮かぶ小島で、
宍道湖の夕景撮影には外せない被写体になっている。
連休中に渡し船が運航し、島で野点も楽しめるイベントらしい。
嫁ヶ島といえば今年3月まで放送されたNHKの朝ドラ「だんだん」のロケ地でもある。
グルメや温泉だけでは心が動かぬ"otakky"だがドラマの登場人物になりきる体感ツアーともなれば
価値を見い出すストーリー性も十分。ひさびさに嫁と二人で出かけてきた。

県立美術館近くの桟橋 宍道湖の湖面

  県立美術館近くの桟橋から渡し船が出航     天気晴朗。湖面を吹く風が心地よい
    乗船料は往復で千円(高!)

嫁が島のお茶席 お抹茶

  お茶席は360度の宍道湖パノラマ付き       お抹茶は和菓子付で200円(安!)
野点気分を味わったところでドラマ映像を思い浮かべながら撮影ポイントを探す。
「だんだん」は、互いの存在を知らされないまま松江と京都で別々に育てられた双子の姉妹が
偶然に再会し(出雲大社の縁結び?)、さまざまな葛藤、挫折、出会いを通じ成長していく物語だ。
NHKの番組ホームページは既に抹消に!(涙).....あらすじはDVD購入ページで
http://www.nhk-ep.com/shop/commodity_param/ctc/+/shc/0/cmc/12918A1
記憶では嫁ヶ島を舞台にしたシーンは二つ。
そのうち、父親のシジミ漁師”忠(ただし)”(吉田栄作さん)が再会した娘、
祇園の舞妓夢花こと"のぞみ”(三倉佳奈さん)に母親との出会いと別れの顛末を話聞かせ、
謝罪する場面を”忠”になりきって体感してみた。

「だんだん」のシーン再現

「のぞみ。すまんかった!」(←写真上にポップに配置したかったがソフトが無かった)
"otakky"の耳には、嫁ヶ島に打ち寄せる波音、黒松の枝を揺らす風音をBGMにして、
母親に育てられた"のぞみ”が涙ながらに訴えた、「お父ちゃんは何で再婚しはったん?」という台詞が
鮮やかに蘇る。(周囲の目を気にする嫁の「早くしてよ!」という声は無意識にフェードアウトがかかる)

嫁が島から見た松江市街 嫁が島との別れ

夫婦とも松江育ちだが、これまで嫁ヶ島に渡ったことはなかった。
ネットで世界中をヴァーチャル旅行できるご時世だが、やはり出かけて体感しての感動は格別だ。
来春、嫁ヶ島に渡るイベントが再び催されるとのこと。
嫁ヶ島でのもう一つのシーンは、
”忠”が双子の姉”めぐみ”(三倉茉奈さん)を実娘として育ててきた妻”嘉子”(鈴木砂羽さん)と
抱擁するシーンだ。興味ある方は体感ツアーで夫婦の絆を深めてみてははどうだろう。
(ほかにはいないって!)

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