しまねのITエンジニア紹介

しまねのITエンジニア紹介

近藤 圭也さん(青森県からのIターン)

近藤圭也さん

所属会社:株式会社システム工房エム(企業サイト
出身地:青森県北津軽郡(中泊町)
島根に来る前に住んでいた場所:青森県五所川原市
島根に来る前の職業:板金加工工場に勤務(青森でのITエンジニアの経験あり)

島根県に来られた経緯を教えてください。

島根県に来られたきっかけは?
実は以前に一度、島根で働いていて、出雲市で精密部品製造の仕事をしていましたが、その後いったん青森に帰って、ITの専門学校に入って、卒業後、青森市内のIT企業に就職して、そこを辞めて板金の仕事をしていました。しかし、以前働いていたときに島根という土地が気に入っていたし、その時に友人もたくさん出来たので、戻ろうと思ったことがきっかけでした。
島根県のことを知っておられましたか?
高校生の頃、島根の特産物がシジミというのをテレビで知ったんですが、実は青森もシジミが有名なんです。それでちょっとしたライバル意識が働いたことが、島根を認識するきっかけになりました(笑)
移住を決めたポイントは?
仕事面で言うと、Ruby発祥の地ということが一番の理由ですが、僕自身、青森の専門学校時代にはRubyの経験がなかったので、現在、勉強の真っ最中です。 それと、縁結びで有名な出雲大社のある土地ということで、ぜひとも良縁に恵まれたいという気持ちもあります(笑)

島根県で働いてみていかがですか?

いまの会社への入社に至った経緯を教えてください
島根県で暮すことを決めていたので、先に松江市に引っ越しをしていました。なので、松江市で暮らしながらハローワークに通って仕事を探していて、今の会社に出会って入社に至りました。
働いてみて良かったことはありますか?
良かったのは、特に冬場の通勤がすごく楽なことと、今の職場環境です。例えば遅くまで仕事をしていると、心配して声を掛けてくださるんですね。そういうあたたかい人柄が好きです。以前勤務していた青森の職場では考えられないことだったので、それがすごく嬉しいです(苦笑)
働いてみて困ったことはありますか?
困ったことは、青森には日常的に使う独特の感情表現(言葉)がたくさんあって、それを皆さんに分かりやすく伝えづらいところでしょうか。それを思わず発してしまった時、「それはどういう意味?」と尋ねられても、独特なうえに感覚的な表現なので、いつも返答に窮するんです(笑)ですから、そういう表現を出さないように気をつかって、自然に感情が出せなくなっている面があります。
今後のやってみたいことなど、目標はありますか?
Rubyの技術を一日も早く身につけて、一人前のSEとして会社に貢献していきたいと思います。松江には、「Matsue.rb(松江Ruby)」などの地域コミュニティの勉強会があるので、そういうイベントに積極的に参加して、職場以外でも勉強していこうと思っています。

島根県で暮らしてみていかがですか?

気に入っていることはありますか?
島根でいい人間関係が築けていたという面が大きいですが、暮らしの面で言うと、冬場の過ごしやすさですね。ただ、雪が少ないのは、青森の人間からするとちょっと寂しいですけど(笑)それと、地震が少ないことですね。震災の時に青森にいて、直接の被害には遭わなかったんですが、かなり怖い体験もしました。それに日頃から地震も多いので、島根ではそういう部分の不安がまったくないのが良いですね。
休日の過ごし方は?
季節によって違いますが、冬はスノーボードを楽しんだり、桜の季節には花見に行ったりですね。それ以外だと、松江は素敵な喫茶店が多いので、いろいろな喫茶店を巡ったりしています。
好きな場所また好きなことはありますか?
やっぱり喫茶店ですね。こちらの喫茶店は静かで落ち着きがあって大人のイメージがあります。青森だと、喫茶店は若い人たちの溜まり場という感じで、僕にはちょっと賑やか過ぎたので、余計にそう感じるのかも知れません。それから宍道湖や中海もいいですね。青森だと湖イコール山の中なので、宍道湖も中海も町の近くにあって気軽に立ち寄れるところが好きです。

Uターン、Iターンを考えている人へアドバイスをお願いします。

(Iターン者に対して)思い切りよくというか、「行きたい!」という気持ちがあればすぐに行動しましょう!ということでしょうか。Iターンというのは、基本的に自分の知らない土地に行くという場合が多いですよね。その状況を「自分を逆境に追い込む」と想定することで、チャンスやパワーに変えていくというイメージを持つことが大切だと思います。